大原美術館に着いてからは,各クラスに分かれてじっくりと観賞しました。最初に「静かにすること」「走らないこと」という宝物の絵を守るための約束を教えてもらいました。
エル・グレコ 『受胎告知』の絵の前では,「黄色い服の人と赤い服の人は何をしていると思う?」との問い掛けに,「お話してるんじゃない?」「でも口が開いてないから話してないと思うよ」「でも目と目を見てるから話してるんじゃない?」「手をこうやってるから“ちょっと待って”の合図をしてる時じゃない?」「お手紙書いてるみたいだから,それを見にきたんじゃない?」等々,じっくりと絵を見て想像を膨らませ,感じたことを自由に表現していました。
また分館では,裸足になって木の感触を味わいました。「冷たくて気持ちいい!」「ぼこぼこしてて壊れそうじゃな」「忍者のお城みたい」「(床の)木の形がさっきと違うな」と体でも楽しみました。
一つ一つの作品をじっくりと見て,感じ,想像を膨らませて楽しんでおり,子どもたちの豊かな感受性に驚かされました。素晴らしいちびっこ芸術家です!
みんなが年長組になったら,また行くことができますよ。その時には,睡蓮の花が咲いているかな?お楽しみにね!