1月7日の全校集会において、年度末に向けて、各学年・各自、それぞれの仕上げをしてほしいという思いから、次のような話しをしました。
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1月から3月の3か月は、昔から1月は「いぬる(帰る・いなくなる)」2月は「に(逃)げる」3月は「さ(去)る」と言って、とても早く過ぎ去ると言われています。後で振り返ると、あっという間に過ぎていったように感じます。
ところで、中学校にとって、最も大切な行事は何でしょうか?
それは「卒業式」です。義務教育9年間の総仕上げの行事です。そして、次に大切なのは「修了式」です。1年間学習してきたこと、取り組んだことのまとめの式です。
この、あっという間に過ぎ去ってしまう期間に「卒業式」「修了式」という大切な行事があるのです。そして、それまでに3年生には受験があり、1・2年生は1年間の総仕上げをしなければなりません。
そんな皆さんの3か月のキーワードは『進』です。
あっという間に過ぎ去ってしまう3か月です。後ろを振り返ってばかりであったり、後悔をしている暇はありません。とにかく、顔を上げて、胸を張って前に進んでいくのです。
皆さんは「ラグビー」というスポーツを知っていますか。楕円形のボールを15人のチームで前に運んで行ってゴールする競技です。ゴ-ルすることをトライと言います。このラグビーというスポーツの最大の特徴は何かと言うと、前にボールを運ばなければならないのに、ボールを前に投げることができないことです。ボールを投げることができるのは、自分の横か後ろだけなのです。では、どうやってボールを前に運んだらいいのでしょうか?・・・ボールを前に運ぶためには、自分がボールを持って前に進むしかないのです。そして、チーム全員が欠けることなく前に進むしかないのです。
このラグビーというスポーツの神髄を表す言葉の一つとして、次の言葉があります。それは
『前へ 前へ』です。
この言葉は、ラグビーの名門と言われる明治大学の監督であった北島忠治という方がおっしゃった言葉です。とにかく、自分(たち)が前に進まなければ何も始まらない。トライもできない。・・・とても意味の深い言葉だと思います。
この言葉を覚えてください。そして、この『前へ 前へ』を胸に、早島中学校全員のチームワークで前に進んでいきましょう。そして、3月には、すばらしい「卒業式」「修了式」を迎えられるようにしましょう!