2015年9月17日木曜日

4年生 山の学習(その2)

前回からの続き。
今回は,1日目(9月8日(火))の午後に行われたウォークラリーを中心にお伝えします。

入所式が終わった後には,お家の方が用意してくださったお弁当でエネルギーを補給しました。
中には,お母さんからのメッセージが書かれたシール入りのものも。
「友だちと仲良くね。」
「山の学習,がんばってネ!」
お家の方の優しい気遣いに,こちらの気持ちがとても温かくなりました。
みんな『ありがとう。』という気持ちで食べられていたらいいなあと思います。

さて,午後はウォークラリーです。
いろりの家に集まり,所員の先生による説明を聞いた後,いよいよ出発・・・
という時になって,雨が降り出してきました。
子どもたちは,用意してきていた雨合羽を着こみ,班ごとに雨が降る由加の自然の中へと歩いていきました。

頼れるのは,自分と班の仲間数人だけ。
地図を見ながら,雨の山道をゴール目指して歩く。
普段の学校生活では,できないことです。

「私の足が痛い時,『大丈夫?』と聞いてくれて,ずっと隣で歩いてくれた。うれしかった。」
「頭がクラクラして,苦しかったけど,友だちがはげましてくれた。私もお返しにはげまして,いっしょにゴールできた。」
「リーダーが,よく地図を見て,みんなに正しい道を教えてくれた。」
普段と違う環境であることで,それぞれの班がそれぞれに貴重な経験を味わったように聞いています。

そして,驚いたのは,途中でやめる子どもが1人もいなかったこと。
全員が雨の山中を2時間以上歩き,班の仲間とゴールしたことに,4年生の先生方も「この子たちはすごい。」と話していました。
ボロボロになったチェックカードには,子どもたちのがんばりが表れていました。

4年生のもつ力と,団結力を感じたウォークラリーとなりました。

1日目,もうひとつの目玉となるプログラム『キャンプファイヤー』については,また今度に・・・