2013年7月2日火曜日

校長室から 7月2日 No.9

迎え馬と送り牛

 先週、七夕飾りの話を書きました。短冊は日に日に増え、今は笹がしなるほどです。たくさんの子どもたちが書いてくれてとてもうれしかったので、今日は迎え馬と送り牛を作ってきました。
 迎え馬は、きゅうりで作りました。たてがみとしっぽはとうもろこしの毛です。送り牛はなすで作りました。しっぽはねぎです。
 7月7日の七夕の日は、旧暦では8月7日です。七夕は、お盆の8月15日の一週間前に、ご先祖様を迎える行事として行われてきました。それが、新暦の7月7日に行われるようになり、織姫と彦星のお話しの行事に変わっていったみたいです。
 迎え牛はご先祖様に馬に乗って早く帰ってきてほしい、帰りは送り牛でゆっくり帰ってほしいという願いをこめて作られてきました。
 わたしが子どものころには、8月7日に一畳台に迎え馬と送り牛を置き、笹の葉を飾りました。お盆が終わると送り火をしてご先祖様を送りました。時代とともに季節の行事は形を変えますが、季節を彩るものとして子どもたちに伝えていきたいと思います。

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